腰痛に対する整体・カイロプラクティック


当院では最先端のエビデンスに基づいた腰痛に対する運動療法をご指導しています。薬や注射は一時的な痛みの緩和になりますが、腰痛を引き起こす姿勢や体の動作を改善できなければ、局所に負担がかかり再び痛みがぶり返します。

 

関節運動学的なアプローチと運動指導、身体認知機能学的なアプローチを取り混ぜ、その人それぞれに最適なプログラムで施術を提供しています。

 

姿勢性の腰痛

腰に負担がかかる姿勢を続けていると耐え切れなくなり痛みが出ます。

 

仕事の作業で必要なため、その姿勢を取らざる得ない場合もありますが、いつもの癖で知らず知らずの内にその姿勢を取っている場合もあります。腰痛の改善・予防には姿勢の改善が一翼をにないます。

 

上の右側の図は、いわゆる「骨盤が前傾している」といわれる姿勢で、反り腰の原因になります。反り腰は腰骨の後ろ側の関節が圧迫されて、椎間関節症になりやすいとされています。

上の左側の図は、いわゆる「骨盤が後傾している」とされる姿勢で、背中が丸まる原因になります。腰骨が丸まると椎間板が後ろに押し出されやすくなるので、椎間板ヘルニアになりやすいとされています。

 

同じ姿勢を取り続けていると、同じ筋肉がずっと姿勢を取るために働き続けることになります。筋肉は伸び縮みすると中の血管の血流が促され巡りがよくなりますが、動かないで固まってしまうと血流は悪くなります。

 

血流の悪さは筋内の老廃物の排出が促されず、溜まっていくので筋肉を傷める原因になります。また、筋の支えが弱くなれば余計に関節にも負担が増加し、関節やじん帯の損傷にもつながります。

 

 

機能性の腰痛

姿勢が良くても、いざ動き出すと腰が痛む場合があります。背骨や筋肉には体の動きに合わせて適切に働かないと、負担が局所的にかかり傷めてしまうことがあります。ここでは関節機能の破綻によって起こる腰痛を解説していきます。

関節機能を正常に保つためには3つの要素が重要です。

 

1つめは、骨に変形がないこと。

 

2つめは、脳は体が今ある状態を感じ取っています。これを身体認知といいます。間違った姿勢を取っている人は、脳・体が誤った姿勢を正しいと錯覚して覚えているので、正しい姿勢を体に認識してもらいます。

 

3つめは、筋機能の向上です。もともと体を支える筋力が無いと、いくら正しい姿勢を覚えてそれを取ろうとしても、途中で疲れて悪い姿勢に戻ってしまいます。

 

特に筋肉の機能では、背骨周りにあって体を支える役目があるローカル筋と、体を大きく動かすためのグローバル筋の2種類あり、それぞれ働くタイミングがズレています。これがタイムリーに働いてくれないと、体を支えながら動かすということが上手くいかず、関節や筋肉自体に負担がかかり痛みの原因になります。

スポーツをする人の腰痛

テニスやゴルフ、サッカーなどスポーツというものは、日常で使う体の使い方より大きな動きをすることがほとんどです。それが体の鍛錬にもなりますが、度を過ぎると障害にも繋がります。

 

関節やじん帯、椎間板などに日常生活でかかるより大きな負荷がかかります。回復が遅れると変形や脆弱になっていきます。これは局所的な老化が進行した状態と類似しています。

 

老化したものを若返らせるの大変です。したがって、スポーツをする人は腰痛が起こる前段階で歯止めをかけておくことが非常に大事です。痛みが無くても常日頃からコンディション管理が必要です。

 

また、腰痛が起こってしまった場合も、ただ安静にしているだけでは体力が低下していってしまうので、出来るだけ体を動かしながら腰痛を治すという方策が大事です。

どの様に腰痛にアプローチするのか

上記で説明したように腰痛は機能性、姿勢性、構造性と大まかに分けて3つほどあります。

 

どの腰痛にも共通しているアプローチ法としては、関節・筋肉の硬い部分があれば柔軟度を増す、弱い部分があれば強める、体の使い方が悪ければそれを正す、ということです。それぞれの人によって弱点が違うので、これらをすべて評価して、その人に合ったアプローチ法を作り出すというのが基本となります。

 

これらを達成するためにはご利用者様にもお願いがあります。

 

①施術院のベットに寝っ転がってマッサージを受けてれば治ると思わないでください。

②毎日少しの時間でもよいので自分の体のためにセルフケアの時間を取って、実践してください。

③しびれや麻痺がある人は、事前に神経内科で詳細な検査を受けられることを推奨いたします。